神前結婚式は、今も圧倒的な人気があり、全体の70%以上を占めるほどです。本来は神社で行われていましたが、最近は、ホテルや結婚式場、公共施設などでも神殿を設け、そこで挙式をしてから披露宴に移るというパターンが一般的になっています。神官によって行われる司式は、神の前で結婚を誓い、三三九度の杯を交わすのが特徴です。式次第は、そのつど指示がありますから、それに従います。挙式にかかる時間は、どこでも同じで、だいたい30分ぐらいで終わります。神前結婚式は、このように行われる神殿には、新郎新婦が先頭になり、媒酌人夫妻、両親、親族の順に入場し、本殿に向かって右側に新郎側、左側に新婦側が、血縁の濃い順から着席します。式は神官による修祓の儀で始まります。このときは全員起立して、清めのお祓いを受けます。ふたりの結婚を神に告げる祝詞が読み上げられると、三献の儀に移り、三三九度の杯を交わして、夫婦の契りを結びます。続いて「指輪交換」、新郎新婦の「誓詞奏上」、「玉串奉寞」、「親族固めの杯」、「神官祝辞」という順序です。なお「玉串奉掟」では、ふつう新郎新婦と媒酌人夫妻が捧げます。そして、仏前結婚式は、寺院や菩堤寺の本堂にある本尊の前で、仏の導きに感謝して末世まで連れ添う夫婦であることを誓います。式次第は神前結婚式と大筋は同じですが、「玉串奉誂」が「焼香」に代わり、「指輪交換」の代わりに「念珠授与」があります。念珠は数珠のことですが、仏前に供えてある白房と紅房の数珠を、僧侶がそれぞれ新郎新婦に授けるもので、最も重要な儀式です。授けられた数珠は右手で受け、左手に持ちかえます。なお、指輪交換を取り入れるときは、このあとで行うことが多いようです。式場へ入堂するときには、新郎側の両親、兄弟、親族、続いて新婦側の順となり、本尊に向かって右側に新郎側、左側に新婦側か着席します。新郎新婦と媒酌人夫妻は最後に入堂して、本尊の前に進みます。このとき参列者は起立して迎えます。