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自分だけのジュエリー

もう一つの特別にデザインされた宝石は、あなたのためにデザインされたジュエリーです。あなたの頭の中にある理想のイメージをそのまま制作者に伝え、もし言葉で足りなければ、絵を描いてあなたの主張を押し通して作られたジュエリーこそ、理想の品といえるでしょう。明確な主張をオーナーであり、ユーザーであるあなたがするのです。このとき、デザイナーや制作者はアシスタント、舞台の裏方に徹することになります。主役はあくまであなた、宝石の依頼主です。オーダージュエリーというと高価なもの、手の届かぬ高嶺の花と思いがちですが、そんなことはありません。例えば、大小大きさの異なる変形真珠を使ってブローチを作りたいと思ったとしましょう。金で葉っぱの形を縁取り、その間からクリーム色系の真珠をのぞかせるようなデザインにしたとしましょう。注文をしたご婦人にとっては、一般に最上級といわれる真円真珠よりクリーム色がかった変形真珠のほうが価値ある素材なのです。自分にとって最適なものが“最高級”となるのです。これならば、予算は比較的安く済みます。一概には言えませんが、安易にブランド物を買うよりも割安になることのほうが多いでしょう。分不相応な宝石はあなたを緊張させるだけ。素材の品質や価格ではなく、あなたが何を求めているかが問題なのです。何にせよ、上を見ればキリがありません。一千万円のダイヤモンドがはめ込まれていなければ自分に最適なブローチではないと思う人には、「どうぞお金持ちのご主人でも見つけなさい」としか言いようがありませんが、自分にとって何か最適か分かっているあなたならば、自分にとって最高級の素材は簡単に見つかるはずです。ともかく、自分の感性にしっくり合ったデザインを頭の中に思い描いて宝飾店のドアを叩いてください。理想のジュエリーを手に入れる第一歩は、ここから始まります。